第三者による客観的な視点で利用者評価。だから安心。

マークを取得するために必要な「実利用者の評価」には、社内評価(自分の会社の製品を自分の会社で調査する)は認めていません。第三者による客観的な視点で利用者評価を受けることで、本来の利用者の考えや行動を「まっすぐ」見つめてほしいと考えています。このことは、客観的であることで公平性を保つという意味もあります。
ごまかしや不正が簡単にできてしまう認証制度では、利用者の役には立てないと私たちは考えています。

認証取得の主な流れ

お申込みから認証取得までの具体的な流れ

「実利用ユニバーサルデザイン」認証のシンボルマーク

1. 対象物と対象利用者を検討→決定(依頼主)

まず初めに対象物とどの対象者が利用できるようにするのか目的を決定します。

  • 対象物  例)印刷物(帳票、パンフレット、取扱説明書、パッケージ等)
  • リードユーザー  例)高齢者、女性、高校生、英語話者、中国語話者、等

2. 認証取得へのスケジュール表を作成(依頼主)

認証取得までの期間は、約1ヶ月~3ヶ月。おおまかなスケジュールをご準備ください。

3. 内容を記載した認証申請依頼書を実利用者研究機構へ提出(依頼主)

1.2.の内容を記載した認証申請依頼書を実利用者研究機構(以下、ジツケン)へ提出してください。

4. 申請内容の審査(ジツケン)

申請基準を満たす場合は実利用者行動観察調査へ。満たない場合は、再提出。
※基準を満たない場合は、実利用者行動観察調査の実績があるジツケンから、より効果的な調査設計などのアドバイスも実施します。

5.  実利用者行動観察調査を実施(依頼主、制作会社、ジツケン)

実際の利用者に対象物を利用してもらう様子を観察する。
依頼主、及び製作会社など制作物に関わるメンバーで検証。
※UD(ユニバーサルデザイン)コーディネーターの参加が必須条件となります。

6.  改善案を盛り込んだ制作物を作成する(依頼主、制作会社)

検証後、新たに発見した改善事項を「観察結果報告書」にまとめる
観察結果報告書を元に改善案を検討する。

7. 観察結果報告書と改善した制作物を実研に提出する(依頼主、制作会社)

改善事項をまとめた「観察結果報告書」と、改善後のデザイン案やプロトタイプ版を提出。

8.審査を実施。(ジツケン)

審査結果合格の場合、認証マークを付与。
不合格の場合は、追加改善を行った後に、再審査依頼を提出。


詳しくは、認証事例をご覧ください。