使いやすさは、実利用者が決める!
はじめてのかたへ
「社会を変える原動力になる、人と企業を、日本から。」
実利用者研究機構 理事長 横尾良笑
実利用者UD認証は、実利用者研究機構の15年の研究から生まれました
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証は、「実利用者研究機構(ジツケン)」実利用者の実体験を15年以上研究してきた結果生まれました。
実際の企業に協力頂き、様々な研究と検証を行なった結果、従来の調査方法に潜む構造的な問題を発見することができました。そして、改善を重ね、信頼性と客観性を保つ為の様々なジツケン独自の仕組みができあがりました。
実利用者ユニバーサルデザインとは
実利用者研究機構(ジツケン)では、高齢者や女性、障がい者や外国人などの一般より高いニーズを持つ利用者をリードユーザー(※1)として設定し、実利用者行動観察を行う事で、より多くの利用者にとっての利便性に繋がり、なおかつ、社会的にも価値のある製品・空間・サービスを「実利用者ユニバーサルデザイン」と定義します。
※1 リードユーザーとは、(1)その市場の多数のユーザーがやがて直面する新しいニーズに先行して直面していて(2)その新しいニーズの解決による満足度が高いユーザー群を指し、イノベーションの起爆剤として注目されています。
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証について
概要
- 認証名:実利用者ユニバーサルデザイン認証制度
- 通称 :実利用者UD認証
- 期間 :約1ヶ月~
認証基準
- 制作時に盲点になりがちな『利用者の実際の行動と思考』について、提供者(依頼主、制作会社)が一連のすべての作業を同一空間で一緒に観察体験し、盲点となっていた利用者行動を発見、共有されていること
- 「制作側の意図や制約についての理解」と「リードユーザーとなる実利用者側の身体的・心理的・機能的側面についての理解」を併せ持つ専門家(2級UDコーディネーター有資格者、または実利用者行動観察士)がすべてのプロセスに関わり、サポートを行うこと
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証マークとは
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証マークを取得するためには、製品を申請してチェックを受けるだけの認証と違い、製品の改善プロセスから変えていくだけの企業姿勢が求められます。言い換えれば、製品などでこのマークがついていたり、このマークがついた製品を提供している企業は、実際の利用者の気持ちを本気で考えてくれているということ。使う人のことを本気で考えている製品しか取ることができない、特別なマークなのです。
マークの表示
「実利用ユニバーサルデザイン」認証のシンボルマーク
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証マークを使用・表示するには、2つの認証基準を満たしていることが条件となります。具体的には、認証基準に照らし合わせて審査の申し込みを行い、「実利用者ユニバーサルデザイン」認証審査委員会での認証を受け、製品ごとに当機構との間で「実利用者ユニバーサルデザイン」認証マークの使用契約を締結することが必要です。
実利用者ユニバーサルデザイン認証マークの一例
「実利用者ユニバーサルデザイン」認証対象となるもの
現行品の改善を目的とした、短期間での改訂、デザイン変更などの等開発期間が短い製品が対象となります。
有効な使いやすさ検証方法について
認証基準として不適切な調査の実施を防ぐと同時に、利用者への調査方法における信頼性を高める事を目的として、実利用者行動観察としての成立条件を満たすことが定められています。